はやぶさ2の見事な帰還

2020年12月06日 00:00

6年に及ぶ宇宙一人旅を続けてきたはやぶさ2は計画通り地球に帰還しリュウグウで採取した土産を入れたカプセルを切り離し、カプセルは無事オーストリアの砂漠に着地した。
そして休む暇もなく新たなミッションを背負い再び宇宙への長い旅路に着いたと、惚れ惚れする振る舞いに心が揺さぶられる想いだ。
初代はやぶさはエンジンの致命的なトラブルに見舞われながらも起死回生の技術リカバリーによりカプセルを届けるミッションを成し遂げ、それを成し遂げたプロジェクトリーダーそしてメンバーのご苦労に感動を覚えた。
今回はそうした初代の技術的問題点に緻密な改良がなされそしてなによりも万が一のトラブル対応への飽くなきシミュレーションがオペレーションの高い信頼性を支えていたと想像する。
何事にも衰退気味の日本の科学技術の中でまだまだ世界に誇れるモノが受け継げられていると嬉しく思った。コロナ禍の中で明るいニュースである。