アクセサリーの新作

フラワーデザインスクールのマミとのお付き合いは既に２年近くなるが、最近マミのイベント向けに作品を頼まれ今までのアロマペンダントシリーズに加えブローチや髪飾りなどの新デザインを製作した。

マミの人達はナチュラル志向が強いので余り人の手が入り過ぎたものより自然の樹の有り様を生かした作品を好まれる。スタッフとのやり取りはこんなモノができないかしらとイラストを頂き、それをヒントに私なりのディテールの表現を加えて試作する、そんなプロセスを楽しみながら更にオリジナルのデザインを加え在庫の木の中から節のあるのも外皮のでこぼこが出たもの杢目が複雑な模様で特長のあるものなどを選定して作品にして行った。

こうして作ったモノを見ると今までの比較的端正な形状のモノより表現に自由度が増しかつ樹の持ち味を生かしながら使う人の喜びに繋がる作品が出来たのかなと思えた。また樹の個性は多様で量産品では使いこなせない部分の所に面白さがたくさんある事も再認識した。私のモノ作りの進化は自分だけではできないもので使い手との交流によりインスパイヤーされながら発想が広がって行くのだと改めて感じ、こうした経験が今になってできることを嬉しく思う。

作品をマミに届けスタッフの笑顔を見て作って良かったなと思った。