イギリスの旅(4)小さな街へ
今回の英国の旅ではハワーズおよびコッツウォルズの小さな街に行くスケジュールとなっていた。加えてオプションで南イングランドのライの街を訪れた。
ハワーズは丘の上に展開された小さな街で坂道に佇む町並みがよろしい。こうした街を散歩しながら素敵な店を探して覘く。今回はインテリアの店に入り昔の機織りに使った木の道具を買った。
コッツウォルズは3っの村を訪れたがまだまだ多くの素敵な村がある様だ。それぞれ特徴があって面白い。ボートン・オン・ザ・ウォータは川の街であるが少々商業化されていて家族ずれなどには良いが私的には然程でもない。バイブリーは絵に描いた様な美しい村で写真集にも良く出てくる風景に思わずシャッターを押すが写真としては平凡になる。カースルクロームは一番小さな村と言われていたが土産屋も無く静かなそしてホットする町並みだ。その上、町並みの先には堂々としたマナーハウスがサプライズとして開け、建物の前は巨木が立つ広々とした芝庭が広がり小さな街とのコントラストが良かった。
写真集などで見て一度行ってみたかったライは昔は港町、坂道の石畳に寄り添う古民家が織りなす風景は日本の馬籠宿を彷彿させる。ただし、坂道の向こうに見えるのはドーバー海峡、港が土で埋まり海が後退し今は海に繋がる水路があってヨットが出入りするだけ。しかし昔の港町は繁栄した跡が素晴らしい街並みとして残っている。海からの傾斜地に展開した街なので坂道と小路が入り組んでいて素晴らしい景観を見せてくれた。石畳の古い通りに佇む宿屋、ショップ等は全て絵になる古い木組みの家で味がある。教会の前の通りのショップのショーウインドーに古風なデコイが置いてあった。無性に欲しくなったが店はまだ開いていない。もう少し居たくなる街だ。
訪れたのは一部であるがイギリスの村は田園風景と相まって生き生きとした美しさに溢れていた。