オーベルジュの優雅な時

2022年12月01日 00:00

夫婦で静岡を旅したが、伊豆高原のオーベルジュに泊まり美味しいモノを食べながらゆるりとした時の流れの中で過ごした。
行きがけに静岡市まで車を走らせ、登呂遺跡そして隣接する芹沢美術館に寄った。芹沢銈介は型染め染色家で民藝運動にも力を注いだが、その美術館は稀有な建築家白井晟一の設計による石造りでこれも一見の価値がある。
伊豆高原にあるオーベルジュ、ル・タンに着いた時には既に夜の帳が下り、静かな森の中でゆっくりとディナーを食べた。ここはフランス料理の三輪オーナーシェフの旅籠、出されるモノは自庭の野菜、伊豆の海の幸そしてジビエ、料理好きの私には調理方法に興味津々。
料理の進行に合わせて、ソムリエが来るので料理やワインの事を色々話しをする、メインの魚は甘鯛の鱗をパリパリに焼き身は柔らかなブレゼ、肉は地元の鹿肉のポアレで火の入れ方が素晴らしい、シェフも出て来て和やかな時間を過ごした
朝食も野菜が主体のリッチなメニュー、昨夜のディナーから続く優雅な時間の流れが心地よい。
天候が良くなかったので近くの一碧湖の周りを散策しただけで帰途に着いた。
夫婦だけの優雅な時間を過ごすのも時には良いものだ。