ガウディ展
2023年07月09日 00:00
先日シンポジュームに参加する前に会場近くにある国立近代美術館で開催しているガウディ展を見た。
開門早々だが、既に列を作っている盛況ぶり。幅広い年代層の人々からガウディの人気が伺われるし、多分海外旅行で建築作品群を見ていると思われる老夫婦や友人グループも沢山きている様だ。そう言う私も夫婦でスペイン旅行した時にバルセロナでサクラダファミリア聖堂の壮大な建築や街中に点在する名作の数々を見て歩いた。
ガウディの作品は外観のフォルムに特徴があるだけでなくドアノブなどの装飾、家具に至るまで自然から学んだと思われるデザインである。
展示の説明文にあるガウディの言葉を読み納得する。
・創造性とは過去に学ぶことから始まる。例えば表面に砕いたタイルを使う造形はイスラムのタイル芸術からインスパイアされている。
・自然に学ぶデザイン設計。生命を感じる造形、釣り合いの法則により出来る建物のデザインなど。
・建築家は幾何学者である。放物線=直線の集まりを活用した柱の面の造形など。
それらの考え方は数々構造体や彫刻が模型や石膏型で展示されていて分かりやすかった。
140年以上に渡る建設も2026年に完成する見通しになって来たが、可能ならもう一度あの聖堂の中に入り降り注ぐ光を浴びたい。
