コロナが米国大統領選挙を制す?

2020年11月08日 00:00

アメリカ大統領選、バイデンの勝利が確実視されトランプ大統領が退場することに。
四年前トランプが米国大統領になって余りの自分第一主義に世界中が唖然とさせられ混乱に陥った。その背景にかってのアメリカの栄光の基盤であった中部農村部の人々や今ラストベルトと言われている五大湖周りの石炭、鉄鋼や自動車産業の従事者達が世界のIT化とグローバル化の中で置き去りにされ不安の中にいること、その不安の心を鷲掴みにしたのがトランプであった。
しかし彼の本質は自分第一主義、表向きは自国を守ると言って世界秩序をことごとく否定、北朝鮮とも成果の無い選挙目当ての会談をし、コロナ感染では科学者や専門家の意見を聞かない無策ぶりで世界一の感染状態を招いている。
世界中の誰もがトランプの暴走を止める事ができなかったが、皮肉にもコロナ感染がその対応に無策であったトランプを打ち砕いたのでは無いかと思う。選挙結果の推移を見ると根強いトランプ支持者がいるものの民主党支持者がコロナ感染を恐れ郵便投票を積極的に活用し歴代最高の投票数を得た事が開票最終段階での大逆転に繋がったようだ。
この選挙の結果はコロナ感染のパンデミック、地球温暖化対策などなどグローバルな課題に対して少しの希望となる。