コロナ禍の年末年始

2021年01月01日 00:00

0昨年の春先から始まったコロナ感染は一年間繰り返し世界中を襲ってきた。

今は第3波が未だ拡大する勢いであるが、首相も知事も静かな正月をと言っているだけで効果的な手をうてないでいる。医療関係者からは悲痛な声が聞こえてくる。
我家の正月も様変わりした。いつもなら数日かけて夫婦でおせちを作っていたが、混雑する市場に材料を買いに行く事も憚れ柄にもなくお取り寄せおせちとふるさと納税の返礼品の蟹を手配した。
お年取りの食事はいつもならお腹いっぱい食べる所を万が一腸閉塞の再発があってもこれまでのように救急医療を受けられないと思い控え目にした。
それでもシンガポールで生活する長女の家族からの手配でzoomを使って鎌倉の次女家族も加わった三家族のPC画面を共有したリモートお年取り食事会を開催して賑やかな夜を過ごした。
元旦はいつもなら次女家族が泊まりに来て賑やかな正月になるのだが、今年は若者の市中感染から家庭内感染になるリスクがかなり高いとの事から短時間の挨拶だけ、一緒に食べる予定の料理はテイクアウトにした。
初詣も混雑を避け先延ばしとし代わりに夫婦で近くの丘まで散策、雪を被った富士山が青空に映え、東京湾も遠くの海ほたるまで見通せる程に澄み渡る。
年賀状もコロナ一色、それでも会う事も儘ならぬ今は心の絆を感じながら癒される気がする。
世の中の全ての日常が変わってしまったが、いつか終息しても元には戻ることはないだろう。新たな価値観と行動様式そして社会が生まれてくるのだろうか?、それが長い目で見ると地球と人類に取って良い結果になればと願う。