コートールド美術館展
2019年10月03日 22:42
上野の東京都美術館にてイギリスのコートールド美術館展が開催されているので出掛けた。
余り知られていなかったが美術館の改修工事中に秘蔵の作品それも印象派のマネ、ルノワール、セザンヌ、ドガ、ゴーギャンなどの優れた作品が貸し出されて今回の展覧会となった。
貴族の館の様な美術館の所蔵作品なのであたかもそこで見ている様な佇まいの空間演出や名画の見どころの解説方法が良く、館にいる雰囲気を感じながらマネの傑作〈フォリー=ベルジェールのバー〉やルノワールの第一回印象派展出品〈桟敷席〉そしてセザンヌの代表作〈カード遊びをする人々〉などの名画を心ゆくまで鑑賞できた。
パリに行けばオルセーやオーランジェリー美術館で気軽に印象派の名画に出会う事ができるが、上野の森の中でそれに匹敵する多くの優れた作品に出会えゆったりした空間で至福の時間をたっぷり過ごせたように思う。