シンガポールのコロナ対策のIT

2021年08月15日 00:00

シンガポールにいる娘と話をするたびに日本がIT後進国であると思ってしまう。
この国のワクチン接種が進んでいるのは言うまでもなく中3の孫も2回目のファイザーを打った。

そして濃厚接触者の追跡と対応も素晴らしい。日本でも濃厚接触アプリが有るが陽性者が登録しない限り濃厚接触者通知はされないし普及もしてないから中途半端で接触なしと通知されても安心できない。普及が進まないのはシンガポールでも40%だから変わらない、と言うわけでシンガポール政府は最近首掛けのBluetoothの接触検知機器を7歳以上全員に無料配布開始した。娘の所にも既に届いていたが、これで濃厚接触が検知されると直ぐに保健所からPCR検査に来て陰性であっても2週間の自宅待機となり違反すれば高額な罰金となるようだ。このスピード感が感染の拡大防止に役に立つが、この機器はプライバシー保護のため場所は記憶しないらしい。

日本の場合には濃厚接種者を追っかけるのに保健所が人海戦術で電話を掛けまくり大変な苦労をしているのとは大分違う。
日本はかっては世界の模範的な電子立国であったが、今では社会システムのIT定着は周回遅れの状態の様に思う。それは政府行政の問題と日本が生活するのに適度に安全で便利だからかも知れないがコロナには通用しない。