ドレスデン・フィルハーモニーコンサート
2019年07月03日 00:00
サントリーホールへドレスデン・フィルハーモニーのコンサートを聴きに行った。
ドレスデン・フィルは馴染みが少ないが、ドレスデンは旧東ドイツの古都で第二次世界大戦の空爆で壊滅されたが多くの古典建築が昔さながらに再建された都市である事は知っていた。陶磁器で有名なマイセンも近い。
今回の演目は大好きなオールブラームス、バイオリン協奏曲と交響曲第一番の組合せを知り直ぐにチケットを手に入れた。
バイオリン協奏曲はベートーベンなど名曲も多いが、女流バイオリストが奏でる哀愁に満ちた美しいメロディがいい。交響曲第一番はベートーベンの後を継ぐ満を持しての交響曲作品で小澤征爾の若い頃の力強い演奏を聴き感銘を受けたのを覚えている。
席がステージの真横だったので、指揮者の身振りが良く見え、また各楽器特にオーボエ、クラリネット、フルートなどの木管楽器がクリアに聞こえて今までに無い感動を覚えた。間近で見ることができたので、ソリストは元より楽団員は素晴らしい演奏ができた時には顔が至福に満たされて観客の拍手の中で一緒に満足感を共有しているのがよく分かった。
そんな素晴らしい演奏会であった。