パパの背中

2020年07月14日 00:00

おやじの背中と言う言葉、新聞コラムでも著名人が父から受けた人生への影響に付いて語っている。
娘婿の彫刻展が日本橋高島屋で開催されていることはブログでも取り上げたけど、彼の息子すなわち私の孫は小学校が無い土日になるとパパと一緒に会場へ出掛け一日中パパと少し離れて留守番宜しく滞在している。
孫は何時も将来は彫刻家になるんだと言って憚らないが、何処までが本気なのか分からない所が有るが幼いながらパパの作る作品に感化されているのだろうと思う。孫が我家に来て私がプレゼントした画帳を見せてくれた。何とそこには沢山の肖像デッサンが鉛筆で描かれていたが、彫刻展で一人パパの作品と向き合いそれを画帳に描き取ったものだと説明してくれた。粗削りではあるが立体の捉え方など雰囲気もあり個性的に描けている様に思える。
そうか孫は毎日でも会場に行きパパの側にいて作品を見ていたいそして来廊者とパパが会話する様を見聞きしたいのか、一日中そこにいても退屈しないのは自分なりに目的を持ち遂には単に見ているだけでなくデッサンで今の自分の感じた事を表現したい欲求が生まれたのかと想像する。
こうしたパパとの無言の会話が孫の精神的成長を作り上げて行く事になるのかなと密かな楽しみをおぼえる。