パリの空の下で:辻仁成の本

2022年07月31日 00:00

辻仁成の本を読んでいる。
彼はミュージシャンで芥川賞作家、著名な日本の女優2人と結婚そして離婚、今はパリで息子と生活している。
そんな人物だから私の興味の対象ではなかったしまして彼の本を読むなどとは思ってなかった。所が料理好きが接点になりNHKで彼のパリ生活の料理番組を何回か見て彼と息子の生き方に興味を持った。
離婚した後息子を引き取り14歳から18歳までの多感な時期を2人で生活した記録だ。しかも2020からはコロナ禍の中での自粛生活、こうゆう状況の中では2人だけの生活は親子であり戦友でもあるなと感じながら、息子の青春特有の悩みと成長、男親の苦労と息子の成長に伴う喜びの物語を羨ましく読んだ。
私には男の子はいないが、孫は3人いる。一番上が15歳だから大人の会話もしたい年頃になって来たが、まだ意味のある会話はほとんど成立した事がない。
彼らと大人の会話ができれば良いなと思っているジジである。