フランスの美しい村バーチャル探訪
今年の夏は殊の外暑い。
色々な持病を抱えている身としては健康維持のために有酸素運動のウォーキングをしたいが熱中症も怖いのでやる機会が減っている。従って自宅にいる時間が多くなるが、暇つぶしにフランスの美しい村をネットサーフィンで歩き回る事を始めた。
最も美しい村の活動はフランスで始まり今現在178の村が登録されている。その中から私なりの判断で152の村を選び、Googlで情報を集めて地図、村の写真と記事のデータベースを作りいつでも見れるようにしている。
パリの近郊、ノルマンディ、ブルターニュ地方、ロワール川沿の村は王侯貴族やカソリック教会の影響もありそれぞれが立派な中世の街並みが残されていて高貴な佇まいを醸し出している。
アルザス、ブルターニュ地方はワインの銘醸地で有名であるがゆったりした丘陵地の風景とコンパクトで愛らしい街並みが素敵だ。こんな街の郊外でワインと美食を味わえたら最高だ。
南のプロバンス、コートダジュール地方は高級避暑地が点在しているが、その近くの山の上に愛らしい村が佇んでいる。そこはピーター・メイルの〈南仏プロバンスの12ヶ月〉の世界だ。
フランスの真ん中、東にはアルプス山脈があり中央のオーベルニュ地方などは山々が連なり深い谷の中に沢山の村が存在しているが決して豊かではないけれど素朴な佇まいが人気である。続いて西にはボルドーへ流れ込む川の渓谷沿いに豊かな風景を見せてくれる村々がある。
ミディピレネー地方は山間部の辺鄙な所に素晴らしい村が沢山あり加えて巡礼路に沿って修道院が静かに佇みフランス人にも人気の地域である。
タイヤメーカーのミュシュランが編纂しているガイドブックは有名だが、フランスの地方の村々には星付きのレストランも多く山奥の素敵な村を目掛けてわざわざ出掛けてくる人が多い事が発行のベースにあると思われる。
フランスはパリには何度も来ているが、地方の素晴らしい村々を訪れる事は無かった。今では無理だと思うと悔やまれるがせめてバーチャルで楽しもうと思っている。