ライプチヒ・ゲバントハウス管弦楽団演奏会

2017年11月09日 22:39

年の暮れに近づくと海外からの音楽家の演奏会が多くなる。

私にとっての今年の目玉は私が生まれる200年以上前に創設されたライプチヒ・ゲバントハウス管弦楽団の演奏会、曲目はシューベルトの最後の交響曲〈ザ・グレート〉とブラームスのバイオリン協奏曲の組合せであるから聴かずにはいられない。

コンサート会場はみなとみらいホールで7時に開演、指揮者はおん年90歳のプロムシュテット、初めにブラームスから演奏が始まったがカバァコスの奏でる美しいバイオリンの音色とくに第一楽章のカデンツァに続くメロディの美しさに酔いしれた。休憩後のシューベルトは天国的な長さと言われる美しい旋律に溢れた大曲を老練な名指揮者そして歴史あるオーケストラは美しくそして圧倒的パワーで演奏した。

90歳とは思えない指揮と歴史のある楽団の音色に聴衆は感動し拍手は長いこと鳴り止まず、素晴らしい演奏会であった。