ワイナリーで過ごす時間

2013年04月17日 20:16

前にヴィラ・デストのクラフト大賞授賞式の話を書いたが、オーナーの玉村さんは最近もっぱら千曲川ワインバレーの夢を追いかけている。大分昔ワインに夢中になった時期があったが其の時に指南役の大学教授から日本のワインは駄目だと言われたが、しかし最近は事情が大分変わてきたよう様で品質改良技術の進化により石灰質でない日本の土壌でも良いワインが出きるらしい。

千曲川沿いには日ごとにワイナリーが増えて来ている様であるが、今日は長野市の隣の飯綱町にあるサンクゼールワイナリーを訪ねた。ここは、千曲川の東側で飯綱や黒姫の麓に広がる丘陵地帯に位置し、私の心に残る風景の一つである丹霞郷も近い。

葡萄畑は寒い所だから刈り込んだ枝からやっと芽が覗いた状態で、これから秋口に向かい沢山の水を吸い上げ太陽の陽射しを受けて美味しい葡萄になっていくのだろう。リンゴや桃の果樹園が多く広がる丘の上の葡萄畑はブルゴーニュの何処までも続く景色とは異なるが、遠くに山並みを望む風景は心が休まる景色である。何時もの事だがワイナリーに来るときは車を置いて美味しいワインを飲みたいなと思いながらも、今回も飲まずに風景もごちそうになるワイナリーでのランチで一時を過ごした。

何時もと違うゆったりとした時間を過ごせる、そんなワイナリーの一時が我々には大切だと思った。