ワインの本

2018年01月29日 21:18

久しぶりにワインのエッセイを読んでいる。
30年も前の事、仕事の関係で大学の先生達とのお付き合いがあった。その先生達はお酒、とりわけワインがお好きで度々大学の教授室に集まりワイン会を開いてくれた(今ならとんでもないと弾劾されそう)。
1万円の会費を払って参加するのだが、チーズや生ハムそしてフランスパンなどのおつまみなど全て準備をしてくれて、その時々の趣向で8人ほどで10本程度のワインを飲んでいた。ある時はブラインドテストと称して千円から5万円程度までのワインのテイスティングを行い値段や生産地などを当てる、私などは殆ど当たった試しはないが大分勉強になった。
そんな時期、ヒュー・ジョンソンの名著〈ワイン物語〉などワインの本をたくさん読んだが、その中に戸塚真弓の〈ロマネ・コンティの里〉があった。それ以来、彼女の本とは縁がなかったが、最近本屋の棚に彼女の新刊〈ワインに染まる〉が目に留まり懐かしさもあり購入した。
今その本を寝る前に楽しく読んでいるが、その優雅なエッセイは一杯の寝酒のワインのようである。