五組の遠足;赤坂迎賓館

2016年07月26日 21:48

恒例の高校の同級会、今回は赤坂迎賓館を見学する企画である。

今にも雨が降りそうな四谷の駅に集合した18名の同級生、皆元気で楽しそう。はるばる長野、滋賀、新潟からも来てくれている賑やかさ。

万年幹事のM君が再会された迎賓館の予約をしてくれ、物々しいセキュリティーチェックを受けて迎賓館の中へ入ると、金箔をふんだんに使った内装が如何にも欧州の宮殿を模擬した作りであると思った。ただ、欧州の宮殿、例えばベルサイユ宮殿等は王と妃の肖像画等が至る所に掛けいるのに対してこの迎賓館は絵がほとんどないためある意味すっきりした感じがして木の使い方などが楽しめ好ましいと思った。

東京は徳川の統治の永きにわたり参勤交代で大名の屋敷が造られ明治以降それらが開放されて公園等になったため、世界にもまれに見る広大な庭園がたくさんある。この迎賓館は紀州徳川家の中屋敷、隣の紀尾井町は紀州、尾張、井伊家の屋敷跡の名残でもある。徳川の残した遺産が東京を潤いのある街にしてくれていると思う。

迎賓館を見学してから地下鉄で銀座まで移動し同級会の宴会と相成った。旨い酒、楽しい話し、同級会ならではの時間であった。