作品をお届けする至福

2018年07月18日 22:19

妻の友人から玄関に置く椅子を作成して欲しいとの依頼を受け完成したのでお届けにあがった。
前にも花台を自宅に届けご夫婦とお茶を飲むことがあったが、今回は夫婦でランチを共にしたいとお願いし、お宅の近くにあるモダンな和食のお店で美味しい食事と会話で楽しい時間を過ごした。
妻の友人はご自身陶芸をやっていて作品展にも行き見ているがステキな作品を作られている。だからデザインの感性も刺激になるものがあるし、今回の注文も既製品では寸法的に合わなかったこともあるが、デザインへの拘りも強く何度かやり取りをした。私もそんな依頼主の好みに応えようと木目が綺麗なウォールナット材を見つけ細部の面の形状にも拘って材料を削り形を作った。そうした依頼主と製作者のやり取りと念入りな工作が実り自分でも納得しそして喜んでもらえた作品に仕上がったと思っている。
サプライズとして依頼主から私が展示会で欲しがっていた彼女の作品を再度作陶してプレゼントしてくれた、それは縁ありの角皿で白地の中に釉薬が火の力を得てピンク模様が浮き出ているステキな作品。
帰りの車の中で妻とも話したが、木工の趣味は作る楽しみに加え新たな人との交流を育み人生を楽しむことに繋がっていると思った。