倉敷で芸術を楽しむ

2015年05月19日 22:43

大学の同期会があったので、久しぶりに倉敷の美観地区散策と大原美術館で芸術品の鑑賞をした。

大原美術館は西洋美術が充実しているが、其の中でもエルグレコの受胎告知はここでしか見れない一級品である。そして工芸館も充実していて、民芸の大家と言われる河井寛次郎、芹沢銈介、バーナード・リーチ、浜田庄司そして彼らとの交流が深い棟方志功の作品が多く展示されている。また今回、東洋の古代の遺産が多く集まっているのには驚きを感じた。収集した人の審美眼は凄いとおもう。
所で関東では東京八重洲口のブリジストンや箱根のポーラ美術館も印象派の作品が充実しているが、大原美術館はテーマ性や工芸部門、東洋部門で他を圧倒しているように思えた。それは、大原さんが多くの芸術家との交流をしていて、美意識を磨き美術品の収集に社会的な貢献の執念を持っていたからだと思った。

我々はそのお陰で、今身近で最高の美を見て感じる事ができる幸せな時間を持てるのだと。