北斎に感動!

2017年11月07日 22:30

国立西洋美術館で開催されている〈北斎とジャポニズム〉展を見に行った。
日本は昔からもっぱら中国や西洋の文化の影響を受けて来た歴史があるが、そんな中印象派の美術に対して江戸時代の浮世絵や版画、特に北斎は多大な影響を与えたと言われている。最近NHKでも特集され、今回は北斎の作品と影響を受けた西洋の画家の作品を並べて展示すると言う画期的な展覧会である。
コルビジェが設計した西洋美術館の地下、テーマに添い北斎漫画に描かれてる人物画はレオナルド・ダビンチの素描画の様に躍動感があり緻密である。それを模したり影響された絵や陶芸作品が並べて展示され興味をそそった。圧巻は版画〈神奈川沖浪裏〉、小さい作品だけど構図といい波頭のデザインといい圧倒的な創造力だ。そしてその構図やデザインに西洋の著名な画家たちはこぞって衝撃を受け影響を受けたと言うから痛快ではなかろうか。
今までの美術鑑賞とは違う感動を得た展覧会だった。