南信州への旅

2023年07月29日 00:00

夏休みに入った鎌倉の孫を連れて一泊二日の南信州のドライブ旅をした。
前日に我家に泊まり朝早く出発、今日のメインイベントの尖石縄文考古館に向かった。縄文館は茅野市にあり尖石遺跡から出土した国宝〈縄文のビーナス〉〈仮面の女神〉などが展示保存されている。東京の国立博物館で開催された縄文土器展で見ているが、出土した地で見ると改めて4000年も前の日本人の文化の高さに驚きを感じた。また土偶の他に壺や器の造形の素晴らしさ女性を飾った多様な耳飾りの優れたデザインにも驚きを感じた。鑑賞した後、孫と一緒に粘土で縄文のビーナスと土鈴を作った。予約時点では時間の都合で土鈴のみを作る予定だったが、展示を見た孫はどうしても縄文のビーナスを作ると言い出して2時間半作品作りに夢中になった。このような集中力は今まで見せた事がなく孫の成長は我々にも喜びであった。
木曽駒ヶ岳の麓にある宿〈二人静〉に泊まり翌朝バスとロープウェイを乗り継ぎ千畳敷カールに登る。この様な高山へ登ったのは20年代槍ヶ岳以来、もちろん孫にも初体験である。快晴に恵まれ目の前に広がる宝剣岳の荒々しい峰々とそこから下に広がる緑のカールの対比が素晴らしい。雲海の谷の向こう側には南アルプスの山々が連なる景色も雄大だ
。カールは遊歩道が整備されていて雄大な景色と高山植物を楽しみながら涼しい風にも癒された時間を堪能した。

帰り道、かってゴルフの帰りに度々寄った桃農家を訪れ、親しい人達へ桃の宅配を依頼し自宅分として沢山のハネももを分けて貰った。

久しぶりの孫との楽しいジジババの旅であった。