南紀熊野三山と景観の旅

2026年10月14日 00:00

念願だった南紀熊野の旅を2泊3日のバスツアーを使い出かけた。

バスツアーは新幹線を組み合わせたものだがバスの総走行距離は800kmに及ぶもので想像以上の紀伊半島の大きさを実感した。

訪れた神社は初日の熊野速玉大社に始まり2日目は熊野古道・大門坂から熊野那智大社・青岸渡寺、そして那智の瀧・飛龍神社3日目に熊野本宮大社を回る、何も100から467段の階段を登らなければならず難儀だったがこれが熊野古道で連なる修験の神社群である。しかし青岸渡寺から見る那智の滝は紀伊半島形成に起因する独特の地形が創る奇跡の景観、祈らずにはいられない。

本宮大社へは悠久の流れの熊野川沿いに山深く分いり途中十津川に分流し更に上る。大社の先は更に十津川沿いに山深い秘境になるがなんと日本一長い路線バスが奈良県の五条の街へと走る。

熊野灘に面する海岸線は至る所に奇岩や岩場の景勝地があり橋坑岩・三段壁・鬼ケ城などを巡ったので歩いた歩数は3万歩以上にもなった。

いずれの場所も写真撮影の対象としては申し分ない景観だ。サプライズは連泊した串本の丘の上にあるホテルから見た日の出の風景。向かいの大島から上がるのだが手前には奇岩が海に連なる橋坑岩が見えて暗闇のシルエットはダイナミックで荘厳な風景だった。

 

旅の楽しみは感動的な風景や由緒ある建造物を見ることとそれぞれの地方の食材に出会う喜びにあるが、時に素晴らしい一期一会の出会いもあり人生の喜びを味わえる。今回初日の潮岬での夕飯時にたまたま同席した千葉から来た同じ年頃の夫婦と意気投合し三日間の旅を心地よいものにしてくれ別れ際にメール交換した。お互いに年寄りだから新たな付き合いが始まるかどうかは分からないが機会が有れば鎌倉散策などを共にしても良いかと思っている。

旅の思い出の中に豊かな交流を刻めた幸せな旅だった。