友人の家に招かれて
2015年03月07日 21:29
田園調布に住む友人のHさん宅にI夫妻と共にランチに招かれた。
日本でも有数な高級住宅地の中で昔ながらの佇まいを残している家屋、紅と白の梅の木の立ち姿の見事な庭、そして築60年という吉村順三風の素敵な数寄屋作りの内部を見事に調和させたリフォーム後の快適な空間。両親の思入れのある家をこうして受け継いで行けることはなんとすばらしい事だろうかと思った。
そして、その空間の中での美味しい食事と楽しい会話が時間を忘れて続く心地よさ。我々3家族は同じ年代でN社の研究所で仕事をし、新婚時代を共に遊んだ仲間であるが、50代以降はそれそれ違う生き方をしてきた。しかし年を重ね、こうしてそれぞれの家に出掛け美味しいものを食べながら昔の思い出とともに、今生きている時間を共有できた事が大変すばらしい事に思えた。
私はその思い出の時間を記憶に残したいと、以前作った「ヨーロッパの広場の風景」と題するミニチュアを贈り物とした。
