友人の鉄道模型を見ながら
京都の旅の帰りに大学の友人のT君の岡崎の家に寄り庭園鉄道模型を見学した。
前日まで良い天気であったのに今日は朝から雨模様。彼のメールにも試運転も雨のためスリップしていると書いてあった。三河安城まで迎えに来てもらい、岡崎に向かいまずは和食のランチを食べた後で、現地に向かった。鉄道模型を設置してある庭は10年少し前まで彼の家族が住んでいたが両親の家に移転した後は空き家になっていて彼がT社を退職した後、庭園鉄道模型に使っている。家の中は工作室でごちゃごちゃだ。雨も小振りになり早速運転開始。Gゲージ45mm軌道の電車は元気よく庭の中を走る。庭は太くなった木が生い茂りその中を走る姿は写真で見た森林の中の鉄道を彷彿させる。駅舎等の模型はドイツから購入したものを使っているが、その他の鉄橋、トンネルなどなどジオラマの風景は彼が工夫して2年間掛けて作り上げたものだと自慢げに話してくれた。彼も現役時代はエンジン設計のトップを勤めた男だが、今は何の柵も無く鉄道模型の世界を楽しんでいる。ここに私の製作するダブルベンチを置く予定になっていて、今日はその打ち合せもした。お互いに子供の世界に戻り何処において鉄道を見ようかとかデザインイメージは少々メルヘン的な可愛いものにしようとか楽しく検討をして決めて行った。
部屋の中ではお互いの会社生活の事等も懐かしく話をし、楽しい時間を過ごして帰途に着いた。