同期三夫婦の箱根一泊の旅
N社の同期の3人が夫婦で集まり箱根一泊の旅をした。
この旅は2月に企画が始まり4月には全ての予約も完了して後は天候に恵まれればと思っていた矢先、4/22に企画者の私が心筋梗塞で緊急入院した。主治医からは退院はGW明けになるだろうと言われ、これでは旅は無理かなと諦め掛けていた。
でも自分の手術後の体調は極めて良く行きたい気持ちも強くなり、恐る恐る主治医に相談して見た。それを聞いた主治医から思わぬ回答があり、一筋の光がさした様だった。酒はほどほどに、高温の温泉には入らない、無理な行動はしない限定ならむしろ旅に行く事は賛成できると。退院するまで体力回復のためのリハビリも始まり旅の1週間前に無事退院できた。
しかし安全をきし友人Iさんが車に乗せて行ってくれるとの好意を受け旅はスタートした。西湘バイパスPAで東京から来たHさんと落ち合い、小田原漁港にある海鮮料理店に行き美味しい特製海鮮丼を食べて幸先の良い大満足を舌で味わう。
その後箱根新道から芦ノ湖に出て湖尻経由で箱根湿性花園に寄る。前に来た時より木々が大きくなり広々感が減った様に思うが、エーデルワイスなどの高山植物やニッコウキスゲなどが咲きのんびりとした時間を楽しめた。
ホテルにチェックインし温泉の後の夕飯はイタリアンを予約しておいたが、フレンチにも近い洗練されたメニューの数々に会話も弾む。こうした気の置けない夫婦での夕食の時間は気持ちが和み自ずと豊かな時間に包まれて行く。
翌朝はビュッフェスタイルの朝食、ランチは食べずにティータイムだけにするので皆んな沢山頂く。食後に室外の水辺で夫婦毎の優雅な雰囲気の写真を撮る。
チェックアウト後近くのポーラ美術館に移動し美術鑑賞、ティータイムはこの旅の最後の時間を惜しむ様にまだまだお喋りが続く。
美術館の周りの森林浴散歩をした後、それぞれ満たされた気持ちと共に帰途に着いた。