倉庫にできた建築模型ミュージアム

2017年02月25日 22:40

天王洲にある寺田倉庫本社に新設された建築模型ミュージアムへ出掛けた。

昨日のNHKテレビ“小さな旅;東京特集”で品川の倉庫群が変貌を遂げているとのリポートがあり興味を引いた。天王洲には巨大なビルが立ち並んでいて運河沿いには倉庫が多くありその一つが寺田倉庫の本社になっている。その倉庫には美術品とが保管されているらしいが建築模型も保管されているのをミュージアムスタイルとして公開しているのだ。入口はモダンな作りだが一旦ドアの中に入るとそこは倉庫の中でスチールの棚が並んでいてそこに建築模型が置かれている。これらの模型は建築家がクライアントにあるいは公募のプレゼンテーションに使って来たもので我々が目にする事はほとんどない。我々が見るのはその模型から図面が起こされ建築として完成したものであるが、建築家にとっては模型は仕事が取れるかどうかの真剣勝負をする大事な作品でもあるはずだ。著名な建築家隈研吾や坂茂などの模型も沢山あり、それは丁寧な作りで完成の姿をイメージする事が出来ると言うものだ。写真を撮るのは自由であるので気に入った角度から作品をカメラに収めたが、実際の建築物は飛行船にでも乗らない限り撮れないアングルから撮れるのが嬉しい。

別な会場ではデビットボーイのイベントを行っていて若者が大勢集まっていた。どうやら過去の物になりつつある湾岸沿いの倉庫群や工場地帯の夜景が新しいスポットとして生まれ変わっている様だ。