孫とサーカスに興じる

2019年04月29日 00:00

鎌倉に住む孫と隣駅の空き地にテントを張って開催されているサーカスを見に出掛けたが、私にとっては小学生以来の事である。
その昔、駅の広場の近くに木下サーカスが来て家が近くだったので何度も足を運び檻に入ったライオンや時たま通る煌びやかな女パフォーマーの姿を憧れの眼差しで見た事を思い出した。ショーの主役はライオンやゾウそして馬などの動物だったし地球儀の中でオートバイを乗り回すのも呼び物だった。
また親からは悪い事をするとサーカスに連れ去られると言われたものだし、なんとなく華やかな裏に侘しさもあったように思う。この頃上映されたイタリア映画“道”の悲しげなメロディがよく合っていた。
久しぶりに見たサーカスは昔とは全く違っていた。目の前に繰り広げられるのは海外からの一流パフォーマーによるダイナミックな空中ブランコ、肉体ピラミット、ロマンティックリボンアクロバット、マジックなど見応えのある演技の数々とピエロ達が繰り出す笑いだった。そこには侘しさなぞまったくない華やかなショー世界があった。
孫とポップコーンを食べコーラを飲み拍手をし興奮していた。