安野光雅展に浸る
2026年03月05日 00:00
晴天の春日和、立川で開催された安野光雅生誕100年展に出掛けた。
安野光雅は私が影響を受けた唯一の現代画家である。〈旅の絵本〉と出会ったのが始まりでシリーズ化された本は全て手に入れた他多くの旅先の国の風景や暮らし方を描いた本を読んだ。
私のリアルの旅は旅の絵本の世界をなぞった所もあるが、遂には旅の絵本に描かれた街や村の風景を木工でミニチュアとして作る事を趣味にした。アメリカやイタリアの農家や町屋そしてドブロクニクやタオルミーナなどの街並をGoogleでデータを集め街のイメージを残しながら想像を膨らませて物語のある風景を作り上げた。(写真下部は私のミニチュア作品の一部)
会場には幅広い年齢層の人達が来ていて、画家は多くの人の心に記憶される作品を残してくれたと改めて感じた。
私は原画を初めて見たが、建造物の描き方が建築家の図面の様に正確だし小さな線画の人物像の表情の緻密さにも驚く、そして街の絵に描かれている人々は生き生きとしていて物語を語るようで見ているものを引き込んで行く。また絵の中に謎解きの様な事を書き込む遊び心も人柄を感じた。
叶うならば生前に画家と作品を見ながら描かれていた物語に付いて話をしたかったと勝手な妄想をしながら素敵な時間を過ごした。
