小豆島への旅

2023年10月25日 00:00

久しぶりに一人旅に出掛けた。
行き先は瀬戸内海の小豆島、醤油やソーメンそしてオリーブが有名だし寒霞渓の景色も人気がある。以前から一度行ってみたいと思っていた。
折角小豆島まで行くのだから高松のイサム・ノグチ美術館を見たい。 
初日朝早く出発し岡山まで行き、岡山城を見てから瀬戸内海を渡り高松に着いた。1人夕飯を食べる場所を探して街をぶらぶらし北島商店と言う居酒屋が何となく気になり入った。魚屋がやる居酒屋で新鮮な魚介が売り、オリーブハマチとニシキガイを取り食べてその歯応えに感動した。更にジャコ天を食べて見たが素晴らしい美味さに感激した。旅の醍醐味はその街の美味いモノに出会うことかも知れない。
翌朝バスでイサム・ノグチ美術館へ行きアトリエと石の彫刻の世界を彷徨った。石の中に潜む生命をノミで掘り出した作品の数々に芸術家の凄みを感じた。この美術館を歩くと周りの風景や佇まいから何か豊かなものに抱かれているような感覚は芸術家の創作の力になっていたのだろうか。
高松港に戻りフェリーで小豆島の土庄港に行きレンタカーを借りて島内を巡るドライブを開始した。途中気になる風景を見たくて肥土
歌舞伎台に寄り道してから寒霞渓の上まで行き展望台から岩山と瀬戸内海の島々の景色を見ながら気持ちの良い時間を過ごした。

夕方ホテルにチェックインし、海鮮料理を食べに外に出て素潜り漁師の居酒屋で美味い魚料理(サザエ、タコ、ハマチ、アワビの刺身にカワハギの煮魚)を肴にお酒を飲み大将と話をしながら旅の余韻に浸った。

翌日は近くの醤油作りの街を散策し真木地区の人と暫しこの街のいわれや今に残る原風景に付いて談義し有意義な散策になった。それから予定を変更し二十四の瞳の分教場へ行き、懐かしい学校風景に自分の思い出を重ねて見た。その後オリーブ公園、エンジェルロードなどを見ながら土庄に戻りフェリーに乗り高松に戻り岡山経由で横浜に帰った。
これまで沢山の旅をしてきた。妻との旅、家族旅行、友人との旅、そして気ままに自分を解放させる旅。
体力の衰えを妻に心配され、最後になるかも知れないと出発したが、一人旅を心行くまで楽しみ夢がまた広がった。