新年に想う

2025年01月03日 00:00

今年の新年は昨年1月1日の能登地震や3日の羽田の航空事故の様な悲惨な出来事もなく比較的穏やかな幕開けであった。

しかし世の中はウクライナへのロシヤの侵攻は終わることなく続いているしアラブの世界も悲惨な状況だ。また先進国もアメリカを中心に保護主義の考えが広がり穏やかではない。

アメリカは大統領がトランプが復活し再び波乱の様相を呈していて株価に象徴される経済の豊かさの裏側で鉄鋼など従来の基幹産業の労働者層の生活が苦しくなっていて民主主義とか自由主義の誇りさえ消え失せている様だ。

欧州もロシヤからの天然ガスの供給が無くなりエネルギーコストが上昇し経済が苦しい、また地球温暖化への危機感から極端なEVシフト政策を取り自動車会社がEV主体にに切り替えたが高所得者に支持されただけで失速しBYDなど中国勢の安値攻勢に晒され不振を極めている。

中国は世界制覇を夢見ているのだろうか?未秩序とも言える状態で全ての商品を大量に安く作り世界中に売りまくっている、どの国も太刀打ちできないままその国の経済を衰退させる勢いだ。

日本が一番影響を受けているのかもしれない、かっては造船、鉄鋼、自動車、半導体などなどで技術支援をしてきたが今では全て日本を超えてしまい日本企業の競争力が低下してしまった。資源に乏しい日本は付加価値を付けた製品を輸出して外貨を得ない限り石油・ガスや食料などの生活を維持するものを買うことができなくなる。

中国が問題だとばかりは言えない、日本人の内向きマインド、労働生産性の低さ、官僚や首相をはじめ政治家の能力低下など既に一流国から三流国へと進んでいる。

処方箋はあるのだろうか?

個人的には身の丈にあったライフスタイルを見つけ心豊かな暮らしをしていければと思う。