新年早々の大地震と航空機事故
正月早々能登大地震が発生と日航機衝突・炎上事故が起こる最悪の2024年のスタートになった。
能登大地震は揺れによる建物の崩壊、火災発生による大規模炎上そして日に日に明らかになる津波被害、美しい日本の自然が持つ真逆の災害リスク、被災された人々の早期の復旧を願うしか無い。
また日航機と海保機の衝突事故、海保機では犠牲者がおられるが、日航機の乗客乗員の379名が無事脱出できたのは不幸中の幸いであった。
なぜこの様な事故が起こったのか?TVでは連日放映されているが、訓練された操縦士や管制官でも陥りやすい思い込みの判断があったのだろうか?
しかし人は完璧では無い、人々の移動の安全を担保すべき航空機システムにおいてヒューマンエラーを防ぐフェールセーフシステムが無かったのが不思議でならない。
それはともかく、炎上する機体から全員が脱出できたのは奇跡的だと言われているが、CAの日頃の訓練が機能した。機長との通信が途絶えた中で冷静に安全な非常口を調べ判断して開いて乗客を誘導した。もし火の手が上がっているドアを開いたら室内はあっと言う間に火の海となり多数の犠牲者が出ただろう。また400名に近い乗客を落ち着かせ指示に従わせる対応も素晴らしい、プロの仕事の極みを見た。
この様な状況で乗客もCAの指示を受けて冷静な行動を取ったのも特筆もの。
悲しい出来事の中で、人間の力を見たのが唯一救われる思いだ。
