日本の今、雑感

2020年07月22日 00:00

2月頃から世界的な感染となり今も未だ拡大しているコロナ感染、国力の差、指導者の差を浮き彫りにしている。
日本の第1波は欧米の状況に比べ死亡者が極端に少なく済みその理由に諸説があるが、専門家会議メンバーが三密回避、外出8割削減、新生活様式などを役割を超えて積極的に呼びかけ国民が納得して自粛生活をした結果であると思う。

結果後手後手の政府はアベノマスクやら特別給付金のゴタゴタもあり批判を受けているが、専門家会議を突然廃止し分科会(諮問委員会的な機能で役人のシナリオにお墨付きを与えるだけ)を作るおかしな事をした。その結果専門家会議の見解は表に出てこなくなり科学的分析が知らされぬまま政治的な発言ばかりとなった。そしてGotoトラベルの混乱へと、これらを見てると理念なき政治家と忖度官僚の哀れな国を憂うしかない。
かって日本の政治家や官僚は産業政策で民間の力を引出し日本を世界トップまで牽引し来たが今や鉄鋼、造船、新幹線、半導体、液晶など、自動車を除きかっての栄光は無くなった。
そして今回のコロナ感染で明らかになったのは日本のIT対応遅れ、日本にもSuicaなど素晴らしいITシステムがあるが、中途半端なテレワーク、リモート授業、マイナンバーなど行政手続きなどなどで国際水準からかなり見劣りする状態にある。

政府は急遽骨太政策にITの推進を掲げたが政治家や官僚の志が変わらぬ限り付け刃でしかない、日本はこのまま二流から三流国への道を歩くのだろうか。