木工プロの工房を訪ねる

2013年06月21日 18:23

安曇野で10月に行う個展の打ち合せで貞享義民記念館を訪れ、その後で大学の先生の紹介を得て木工作家の大竹さんの工房を訪問した。

工房は穂高の山野の中にあり、着いた時は雨の中大竹さんが迎えに出てくれた。挨拶もそこそこに工房の中に案内される。家具を製作するための木工機械が所狭しと置いてあり、こうした機械の助けと最後は作家としての感性に寄りすばらしい作品が生まれてくると思った。私の工房とは明らかに違うプロの工房であった。暫く木工に関する話を交わしてから展示室に案内され、最近の作品を見せて頂いた。丁寧な作りにプロの世界を見た。

その後母屋に案内され、奥様の手作りのケーキとコーヒーのもてなしを受け、居心地の良い雰囲気の中で木工作家に転身した頃の話や、東日本大震災に直面した仙台在住の娘さんの事、私の作品の事等、話は尽きずついつい夕方までお邪魔してしまった。

作家は元々山が好きで晴れた日は目の前のアルプスの峰々に登り、奥様は野菜作りに精を出され豊かな田舎暮らしをしておられた。最近台湾旅行をして感じた山の中の優雅な暮らしと重ね合わせて、豊かな時間の過ごし方について考えさせられた一時であった。