本を読む、人生を旅する
家に籠っているがテレビは面白くもないし本を読んでも眠くなる、活力が低下する一方だ。
そんな中、面白い小説をAmazonで見つけ取り寄せ読み始めた。題名は〈セーヌ川の書店主〉、世界各国で150万人に読まれている。
パリの市内を流れるセーヌ川には河岸にボートが停留されそこで優雅に太陽の光を浴びてコーヒーを呑んでいる人々を見掛ける、生活をしている人々がいる。
主人公は船を書店に仕立て人々が必要とされる本を処方し届ける仕事をしている。が、20年前に突然恋人が理由を告げず消えた。その時は動揺し恋人からの手紙を読めず封印されたままになっていたがが偶然知り合いに売った机の中から見つかり彼は船で恋人が移り住み亡くなったプロバンスへと向かう。
所でフランスの地形は周辺のアルプスやピレネー山脈を除き殆どが緩やかな丘が繋がっている。その丘の間を北にセーヌ川、西にロアール川、南にローヌ川がゆったりと流れていて川の間を運河が繋がっているからドーバー海峡から地中海まで船で行く事ができる。
主人公が行く先々で人生にもがいている人と出会い旅を共にする中でそれぞれが安らぎや人生の目的を見つけて行く。そして主人公も行き着いた恋人の墓の前で次の人生と向き合う・・・
この本はフランスの船旅を空想する、恋愛小説として読む、人生を振り返るなどなど色々な楽しみ方ができると言う事で、今お勧めの本であると思う。