村上春樹の妄想に誘われ
2021年06月13日 00:00
真夜中眠れない夜があった。その時手元にあった一冊の本の中の短編を読み再び眠りに着いた、朝まで。
その本の作者は村上春樹、私にとっては久しぶりに読む作家であった。一昔前彼はノーベル文学賞候補として期待されていたが、久しぶりの日本人ノーベル文学賞はカズオイシグロに輝いた。村上春樹は今はどう言う評価なのか分からない。
今読んでいるのは〈一人称単数〉、書店の棚の中に不思議なタイトルの本があり手に取りパラパラと拾い読みしたら面白いそうだったので買った。その中に〈チャーリー・パーカー・・・〉とのタイトルの短編があり、昔の有名なジャズマンが実際にはあり得なかった名曲を演奏し、夢のようなジャズセッションも実現したと言う村上春樹の夢のような願望を妄想と現実を行き来しながら書いていた。
私もそんな夢のような妄想をして見たいと思うと色々な人との出会いが蘇りもしかして・・・、そんな事を考えていたらいつの間にか深い眠りに落ちてしまった。本を読んでいると空想の中であれば誰にも迷惑が掛からず創造的な物語を創り出せそうな気がしてくる。
いつか後日談を書ける日が来たら幸せな気持ちになれるだろう。