東京都庭園美術館で灯りの美を堪能

2024年11月07日 00:00

目黒駅に近い東京都庭園美術館に行った。

ここは美術館としては比較的地味であるけど建物と庭の佇まいに惹かれる思いが記憶にありいつか行ってみたいと思っていたが、今回灯をテーマに建物の魅力ともに室内に使われている照明を見る事ができてかつ写真撮影も可能との情報があり出掛けることにした。

品川から目黒駅行きの都バスに乗り高輪・白金台の街並みを見ながら美術館近くまで行く。庭園美術館は広大な自然教育園の一画に鬱蒼とした森の中に朝香宮自邸であった瀟洒な白い建物があり、今は都が美術館として公開している。

室内装飾がアール・デコ様式で整えられ各部屋や廊下・階段に特徴的な照明器具が使われていて日本的なものとフランスの様式美が上手く融合している。見るだけでも優雅な気持ちになるが、写真好きな私にはカメラのファインダーからも目が離れない。

照明器具は室内の中で灯がともされ素晴らしい佇まいを演出してくれている。カラー写真も良いが、階段などではモノクローム写真がより雰囲気を出してくれる様だ。いつもの人気の美術展とは違う雰囲気の来館者も盛んに写真を撮っていた。

建物を見てから庭に出た。ここは無料で開放されていて暖かい陽射しの中で赤ちゃん連れの女性たちがのんびりした時間を楽しんでいた。庭園は和と洋の二つで構成されていて散歩するに丁度良いサイズだ、その一画の林の中に評判のレストランがあり次の機会には夫婦や友人と来ても楽しいと思う。

東京までは少し遠いが帰りに品川で友人とランチをしビールを飲んだせいか電車の中で気持ち良く寝てしまった。