松濤美術館と現代美術館を巡る
渋谷区松濤の街に佇む松濤美術館と江東区にある東京都現代美術館を巡り歩いた。
松濤美術館は稀有な建築家白井晟一の設計で有名だが、ここで開催されている路上観察学会の展覧会を見に出かけた。この学会は建築家藤森照信などが町の中に密かにある一見無価値のモノに美意識の眼を向ける活動をして来た。林丈二のマンホールの写真集をめくるとたかがマンホールされど面白い図案集になっている。街歩きの楽しみが増した様な気になった。
次の東京都現代美術館は渋谷から半蔵門線一本で行ける。清澄白河駅で下車し途中清澄庭園の広大な池廻りをした後深川飯の店に寄り腹ごしらえ。
現代美術館ではNHK日曜美術館で紹介された多田美波展を見た。アルミの薄板を叩いて作る岩の様な造形から曲面成形したアクリルに金属を蒸着して鏡面を作りそこに写るデフォルメされた映像も表現の一部にする作品に独創性を感じる。前に立ち色々位置を替えるだけでデフォルメされ印象が代わり自ら作品作りをしている気分になる不思議な作品だ。
作家はそれを全ての作品は自然の光によって作られていると言う。皇居やホテルなど有名建築物のロビーを飾る照明も技術者と共同して手掛けていて幅の広い活動の軌跡を見た。
東京は広いが交通網が網羅されているので帰りは木場公園から新橋まで1時間余りの豊洲などを巡る都バスの旅を楽しんだ。
