民藝展
2019年02月23日 22:30
風は冷たくても陽射しはめっきり春を感じさせる日になり久し振りに六本木へ出掛けた。
目的はミッドタウンにある21_21DESIGN SIGTHで日本民藝館にある柳宗悦が集めた民藝品からデザイナーの深澤直人がセレクトしたものの展示会を見ること。
先ずはミッドタウン内のレストラン酢重で鯖の味噌煮定食を食べてから会場へ向かった。酢重は軽井沢に本店があり4月に友人夫婦と軽井沢に行った折、夕飯どころとして考えていたのでメニューや味の下見を兼ねて寄った。
公園内にあるこの場所は以前から気になっていた。建物は設計者安藤忠雄の得意とする半地下コンクリート打ちっ放し、その空間を活かして民藝品が並べられている。壁には昔の蓑が何点か掛けられていたが、その編目模様の美しさに惚れ惚れする。器なども皆民藝品だから生活に使っていたものだけど、素朴で大胆な形は芸術作品の意図した美しさとは違うハッとさせる美しさが漂っている。デザイナー深澤直人の率直なコメントが付けられているが、今日の一流プロデザイナーが唸るのも分かるような気がする。
私が趣味で作っている木工作品のデザインにも影響が大きい作品展であった。