芸術の秋の開幕
2017年10月12日 20:23
今年の秋は見たくなるような展覧会が例年になく多いように思える。
国立新美術館の安藤忠雄展、国立博物館の運慶、西洋美術館の北斎など年内には見ておきたいが、今日は少し毛色が違う芸術大学美術館の修復美術展と国立近代美術館の日本の家展のハシゴをした。
最初に行った修復美術〈素心・伝心〉展は法隆寺釈迦三尊像と金堂壁画や敦煌岩窟など昔の貴重な美術品を最新科学で精密に形状・素材・色などを調べ、それを元に復元したクーロン作品展。単なるコピーではなくデータに基づき原型製作し最後は人の手で修正や色付けした芸術的にも優れたものであり、場合によっては触ることさえ許されるので実物以上に感動を与えることもあろう。確かに素晴らしい作品だと思うし、こうした活動をしている職人や芸術家に敬意の念を覚える。
展示を見てから学内の学生食堂にてランチを食べたが、周りは若い芸術家のタマゴ達ばかりで暫しその雰囲気を楽しんだ。
〈日本の家〉展は期待してたほどのものでは無かったが、常設の東山魁夷や藤田嗣治の絵画は良かった。

