蕎麦を食う

2026年07月13日 00:00

私は一人では外食をしない方だが、最近蕎麦の美味い店を地元で見つけた喜びを感じた。

店の前を車で通るたびに客が並んでいたりしていて気になっていた蕎麦屋があり、たまたま歩きで近くに行ったので思い切って入って見た。店の前には十割蕎麦とか郷里に近いの飯山産の蕎麦を使っていると書いてあるので尚のこと気になっていたが、店構えは余り立派ではないし店内は狭いが常連らしき客が多く入っていた。

お品書きを見ると種類も沢山あり迷いもしたが好みのおろし大根キノコ蕎麦を注文した。待つ間に酒のメニューを見ると八海山や黒龍がおいてある、好みの美味い酒があるではないか?これは想定外でますます蕎麦に期待を持って待った。

出て来た器を見たら蕎麦が見えない程大根おろしが乗っていて汁を掛けて食べると大根の辛みが鼻を抜けそのあとから蕎麦の確かな香りが続き歯応えも好みで美味いと思った。

最後まで美味しく食べ蕎麦湯を注ぐとおーと声を出す程に湯ではなくドロドロしたとろみ汁で香りが立つ、聞くと蕎麦湯専用に蕎麦粉を溶いていると言うから驚く。副菜として付いてきた腕には蕎麦粥が入っていてこれも美味であった。

飯山には山の上に富倉地区と言う農村がありツナギにオヤマボクチと言う山菜を使っているのが特徴で幻の蕎麦と言われている。今日食べたのはツナギは一般的なものと思うが蕎麦は正しく飯山産だったと思った、昔母を連れて車で行ったことを懐かしく思い出した。久しぶりに美味い蕎麦屋に出会いしかも地元にあったのは新しい発見である。

帰り際、厨房で仕事をしている年取った職人に美味しい蕎麦だったと感謝の声を掛けたが、職人は大根を辛くおろすのにこだわっているが手間が掛かり大変ですと嬉しそうに言った。