身体機能の寿命を考える
2022年02月14日 00:00
定期検診時に15年来私の病気を診て貰っているY大学の附属病院の主治医から思わぬ事を言われた。
15年前の事、会社生活に区切りをつけ妻とベトナムへの旅をする一週間前に下腹部の異常を感じ診察を受けた結果、腫瘍があるので摘出が必要と判断され旅もキャンセルして手術を受けた。
その結果は聞いた事もないGISTと言う腫瘍、手術は成功したが再発リスクは極めて高く存命率も数年かも知れぬと言われた。再発防止の特効薬として高価な分子標的薬グリベックを飲む事になり、その後薬の効果が当たり再発も無く今日に至っていた。普通のガンだと6年で寛解宣言となるが希少腫瘍のため判断のデータが無いので寛解判断はできないが、教授は15年も再発せずにこれた事そして年齢的に薬の副作用の問題の方も重視した方が良いので薬は止めましょうかと?
他にもいろいろな基礎疾患が出てきているので、治療は他の臓器寿命とのバランスを考えながら折り合いを付けていく選択をせざるを得ないと受け止めた。投薬は止めるがCT検査は定期的に行っていく。
まだまだ残りの人生を楽しみたいと思うが、身体の劣化は待ってくれない。この先の有り様は神のみぞ知る訳だが、できることは医療を信じてバランス良く臓器機能維持を図って行く事だと思う。