長野への懐かしい旅

2025年05月14日 00:00

久しぶりに夫婦共通の郷里である長野へ行った。

今までなら郷里には帰ると表現するところで有るが、9年前に今は亡き母を横浜に来てもらうに際して実家を売却したり墓じまいをしたりしたので今は何も無い。ただ親しくしている親戚や友人がいるので健康な内に会いたいと思い心筋梗塞を患ってから一年後の今元気になったので行くことにした。郷里は同じで有るから親戚は一緒に会食したりして久しぶりの再会を喜んだが皆歳をとって身体に問題を抱えている。そして友人とはそれそれ会うことにして、妻が友人と会っている間は私が友人と会ったり長野や松本の街歩きをした。

2人で善光寺にお参りしてから別れ、参道をぶらぶら散策し坂道の途中中学からの友人であるY君が店主の古い陶器屋に寄った。彼は小上がりで店番をしながらパソコンに向かい原稿を書いていた。聞くと仕事を趣味にしていて未だ現役で彼の専門の金型技術を各地に出向き技術指導や講演会をしているとの事、そこには頑張っている同級生がいた。

夕方から3月に東京で会った高校の友人M君と飲み明かしたが、彼も我々サラリーマンと違う波瀾万丈の生き方をしてきたので色々話題が豊富、郷土料理を肴に楽しい飲み会となった。

松本に移動する時におばすて駅から見た善光寺平を流れる千曲川の車窓は思い出に残る風景だ。翌日妻は大学の友人宅に行き久しぶりの再会を楽しみ、その間私は木工を趣味としてやっていた時によく歩いた松本の街をのんびりと散策した。

80歳を過ぎると先が読めないと思い切って行った長野と松本、懐かしい人々と再会はセンチメンタルジャーニーの様な時間であった。