高校同級会、近江路の旅
高校の同級会を久しぶりに東京を離れ一泊旅行で近江路を歩く事になり13名が参加。
地元の幹事と共同企画した者として参加者の金銭的負担を考えると満足してもらわなければとの責任感がある。彦根城、紅葉の名所西明寺、甲賀忍者屋敷、佐川美術館、古い町並み近江八幡を一泊二日で計画、初日は貸切バスで回った。宿泊は美術館隣りの琵琶湖湖畔のホテル。
初日、集合場所の米原駅コンコースに全員の顔が集まったので先ずはホットしたのも束の間、旅の成否は天候にあると天気を心配していた矢先彦根城に登る辺りで突然の雷雨に見舞われた。しかしそれもいっ時のこと雨も上がり、西明寺は危ぶまれた紅葉も緑と赤のグラデーションが綺麗で不断桜の白とのコントラストも良く国宝の本堂内の仏像も素晴らしく幹事としては内心安堵の気持ちであった。
夜は飲み放題の宴会、旅の中で皆寛ぎ会話に花が咲き、最後は歌詞をプリントしてきてくれた仲間の指揮で琵琶湖周航の歌や応援歌そして校歌を合唱、これも同級会の習わし。
翌日ホテルからしばし湖畔を朝の散歩をながら佐川美術館へ、私的には一つのハイライトの思いで企画したもので素晴らしい作品群とそれを抱擁する水の上に浮かぶ建築の佇まいを皆さん堪能してくれたようだ。近江八幡は八幡掘りを舟に乗り紅葉に映える水辺の美しさの中で童心に帰ったようにはしゃいだのも同級の旅の楽しみ方。
全ての旅程を無事終わりホッとして新幹線の中で眠りこけた。