2016年最後を飾る第九交響曲(合唱付)コンサート

2016年12月28日 22:15

横浜みなとみらいホールへベートーベンの第九交響曲「合唱付き」を聞きに出掛けた。

第九交響曲は日本では暮れの年中行事になっているようであるけれど、音楽好きの私はまだ生で聞いたことがなかった。今回はウクライナ国立歌劇場管弦楽団の来日公演、少し奢って前から6列目のほぼ真ん中の席を手に入れた。

エグモント序曲に続き第九の演奏が始まり、まず驚いたのは各楽器の音が際立って聞こえてくること、チェロなんか空気が震えるのが肌でも分かるほどである。第三楽章のゆったりした心地よいメロディー、天空の音楽とはこのことかと思った。そして歓喜の歌がある第四楽章がチェロの音色から始まり、ビオラそしてバイオリンへと引き継がれ歓喜のメロディーとなり、その後は4人のソロと混声合唱とオーケストラが高らかに歌い上げ最後を迎えた。

演奏が終わり長い拍手が続きしばし余韻に浸ったが、年末に相応しい感動的な演奏会であった。