T君との交信

2022年12月11日 00:00

コロナ禍が3年にもなると同期の仲間とリアルで会う事ができない。
高校、大学、会社それぞれ同期との交流は同じ歳で同じ環境で学び遊び仕事で頑張って来たので特別な共有感があるから、リアルでの交流が途絶えるのは寂しい。年末になり喪中ハガキが届く様になり、未だ親の訃報が多いが今年は同期の訃報が多く届く様になり、突然の死に驚きを感じる。
そんな中、久しぶりに遠くにいる大学の同期のT君とメール交換した。きっかけは同窓会会誌に彼の投稿が載っていたからだ。彼はT社でエンジン開発一筋、同部門のトップまで勤めたが、その経験と将来への問題意識から車のエネルギー対応で大学の先生などと研究会をやり政策関係者へも提言しているようだ。その事に関する小論で、私なりの考えを伝え彼からも書いた経緯のメールが来た。
その後のやり取りで7年前に彼の趣味である庭園鉄道の庭に木製のダブルチェアを作ってやったが未だ現役だと言ってきた。なんと想像以上に長いこと庭に置かれ今も友知人と座りコーヒーでも飲みながら庭を走る汽車を楽しんでいたのかと思うと嬉しくなる。来年早々彼の親戚が海外から来るのでその子供達のために鉄道を整備しているとも書いてあった。彼と子供達がこの椅子に座りどんな話に夢中になるのか想像するだけで私も幸せな気持ちになる。
久しぶりに嬉しい話を聞いた。