記事のアーカイブ

鎌倉旧華頂宮邸、名残の紅葉

2025年12月04日 00:00
鎌倉霊園に墓参りをした後、今年最後の鎌倉の紅葉を見たく浄明寺地区にある旧華頂宮邸に行った。 ここは金沢街道浄明寺バス停から南山側に入り竹寺として有名な報国寺を横目に奥に行った所に佇む洋館である。以前薔薇の季節に初めて行った時に前庭の周りに素晴らしい楓の樹々があり紅葉の季節にまた来たいと思っていた。 今年の紅葉は例年より早目にピークが過ぎたが、ここは未だ見応えのある最後の輝きを見せてくれていた。記憶にあった入口の広場の周りには洋館を包む様に楓の高木が植栽されていて黄色から赤まで色とりどりの紅葉が素晴らしい、山がわには未だ緑の葉も残り色彩のコントラストも楽しめた。 庭の方に回ると名残の薔薇も咲いて

今年の紅葉

2025年11月24日 00:00
秋晴れの一日、久しぶりに舞岡公園の樹々の中を歩きたくなり妻と出掛けた。 三連休でもあり駐車場はほぼ満車状態だったが何とか止める事ができ広葉樹の林の中に入って行く。しばらく歩くと真っ赤に染まった楓に囲まれた広場があり人々は輪になって弁当を食べている。我々も空いていたベンチに座り紅葉を愛でながらおにぎりを食べる。 楓の紅葉は今が旬の枝もあり秋の柔らかな陽に輝いていたが、多くは枝の先の葉っぱは色褪せ終わりを迎えていた。例年だと横浜から鎌倉の紅葉は12月の初めにピークとなるが今年は少し早く進行している様だ。 広場から広葉樹の黄色に染まった林の坂道を下ると谷戸が広がり既に稲刈りが終わっていたが穏やかな風

鷹取山迷い道のあとさき

2025年11月17日 00:00
京都の旅から戻り数日は疲れが取れなかったが、素晴らしい青空を見たら山を歩きたくなり近くの鷹取山へ行った。 ここは昔の石切場があり磨崖仏を見ながら起伏に富んだ山歩きと東京湾の眺望、さらに神武寺へ下る山道ハイキングも楽しめる。頂上付近では石切場の垂直の壁を使いロッククライミングの練習をしている。その様子を眺めながらおにぎりを食べたが、自然の風景を見ながらの食事は何よりも贅沢な時間だ。 今日はここから山道を歩き神武寺経由で最寄駅まで歩く予定、このコースは若い頃娘たちを連れて歩いた事があるから分かっているつもりでいた。 岩がゴロゴロある山道を歩くと鎖場もあり少し緊張して歩くなど昔の記憶と違う様に感じら

京都・有馬温泉・神戸の旅

2025年11月14日 00:00
東京のT夫妻と秋の京都と有馬温泉・神戸を旅した。 T夫妻とは海外旅で出会い15年の付き合いになる。以前京都旅を計画したが世界中がコロナ感染に見舞われ已む無く中止したままになっていた。今回京都と有馬温泉にあるTさんが会員のリゾートクラブのホテルが取れたのでT夫妻にとって初めての京都そして有馬温泉と神戸を案内する事にした。 昼頃京都駅で合流しスーツケースをホテルデリバリーに預け二条城に向かった。二条城の中はインバウンドの海外旅行者で溢れていたが後でタクシー運転手に聞いた話では平日は95%が外国人だと言う。今回の京都での観光地の移動には効率を考えタクシーを使う積もりで予め配車アプリをインストールし

上野界隈ぶらぶら

2025年11月07日 00:00
行きたかった東京都美術館のゴッホ展を見に上野に出掛けた。 久しぶりの上野だから美術館へ行く前に谷中界隈をのんびり散策、そしてゴッホ展を見る時間を遅めにして陽が落ちて暗くなった5時に上野東照宮のライトアップ写真を撮るプランを計画していた。 根津駅で降りてランチを食べてから谷中の裏道をのんびり歩く、ここら辺りは寺が多いのに加えて昔ながらの暮らしの匂いが残っていて思わぬ所に地元の八百屋や駄菓子屋がそして密かにインテリアの店も佇んでいる。そんな界隈をインバウンドの人々が沢山歩き回っていた。 ぐるりと回り言問通りから根津近くの脇道に入った所に水晶を溶かして造形している工房兼ショップを見つけ中に入って見た

上高地・奥飛騨の絶景旅

2025年10月24日 00:00
北アルプスの秋の絶景を見に、バスツアーで出掛けた。 早朝新宿を出発し上高地に着いたのは14時頃、大正池から見た穂高連峰は青空の中に堂々と聳えていた。昨夜迄の天気で初冠雪を期待していたが時間と共に消えたのだろうか見れなかった。 大正池から河童橋まで梓川の清流の音を聞きながら1時間ほど林の中を歩く。途中田代湿原は黄色に染った唐松林の中をせせらぎが流れ光り輝いていた。 河童橋は相変わらず人が多いが、インバウンドの人々が大勢来ていた。欧米の山は雄大であるが雪に覆われていて単調なのに比して上高地の景色は色彩が豊か特に秋の今は惚れ惚れするほど美しい。ミシュランの評価も高いので来るのだろう、本格的な登山姿の

北斎美術館と東京散歩

2025年10月18日 00:00
晴天の秋空に誘われて東京を歩いた。 初めに両国まで電車を乗り継ぎ一度行きたかったすみだ北斎美術館に行った。 こじんまりではあるが銀色に光るデザイン性のある建物の最上階からは目の前にスカイツリーが見える、ここらは近くに国技館や東京博物館などある下町だ。 会場は海外の人々が沢山来ていて北斎の人気度が分かる。今回の企画展は北斎の時代の美人画の系譜、まさしく蔦重と歌麿の世界であるが富嶽三十八景で知る北斎の別の側面を知り味わう機会となった。 駅に戻る途中、面白いモダンな建物を見た、入口には両国湯屋...

久しぶりのマイナンバー

2025年10月09日 00:00
マイナンバーを登録してから大分経ったが相変わらず有り難みを感じていなかった。 最近年金機構から封書が来ていて回答したと人から話しを聞いたが私には来てない、重要な案件を見逃していないかと気になった。 そんな中、年金機構からのねんきんネットメールで扶養親族申告が出ていないと催促されチェックしたら確かに未申告であった。そうか年金機構からの連絡を郵送からeメールに切り替えていたので見落としたのかと気付いた。 申告も書面でなくネットでやる事になり、やり方を調べるとマイナンバーポータルから本人確認と手続きをすように指示されている。 そんなわけで久しぶりにマイナンバーポータルにアクセスすると、マイナンバーカ

企業の成長の力

2025年09月27日 00:00
T社のOB総会と納涼祭に参加した。 私がN社からT社に移ったのは丁度30年前、その頃の会社は赤字体質で苦しんでいたが新しいオーナー会社の傘下に入り経営改革を進めた結果成長軌道に乗ることができた。そんな時期に私は10年以上在籍したが、そのころ職制になったばかりの中核や入社そこそこの若手社員達と懸命に主力製品開発や生産拠点の海外移転そして生産性向上に邁進した事を思いだす。 その時に花開いた主力事業は自動車業界の構造変化の流れに乗り目覚ましく成長し約4倍の売上そして優良企業並みの利益水準を出すまでになった。その成長の原動力であった人たちが長年の課題であったプロパーの経営幹部になって電動シフトやトラン

藤本壮介建築展

2025年09月22日 00:00
アークヒルズの森美術館で開催されている藤本壮介建築展を見に行った。 彼は関西万博の巨大リングを設計した事で一躍一般人にも名を知れたが、今や世界中でプロジェクトが進行中の売れっ子建築家だ。私は昨年4月に日比谷で彼の講演を聞く機会があり、今回多くの作品模型から彼の建築をより知りたいと思った。 久しぶりのアークヒルズ、ビル群や人々の姿に変貌する東京のパワーを感じながら会場に入る。 会場は幾つもの部屋で構成されていて建築家の作品のプレゼ模型に埋め尽くされ天井からも構成パーツが下り人々は建築の森の中を歩きながら作品を知る事になる。 彼の作品は多様で、例えば西澤立衞の作品は一目で彼の作品だと分かるが藤本
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