記事のアーカイブ

一杯のラーメン

2025年03月07日 00:00
郵便局に用事があり出掛けた帰り近くのラーメン屋に寄った。 寒い日には暖かいラーメンは本当に美味しいし幸せな気持ちになる。いまやラーメンは海外から来る人たちの人気日本食になっている。それにもまして我々日本人にとっても各地のご当地ラーメンはそれぞれに個性があり食べたいメニューの一つだ。 寄ったラーメン屋は喜多方ラーメン店、若者は横浜家系などのコッテリした豚骨醤油スープが良いだろうが歳を取ると少し胃に負担が掛かるのであっさり系の喜多方ラーメンが丁度良い。 今日はこの店の記念セール日であり12時前なのにお年寄りや夫婦などの長蛇の列、寒い風の中30分程度外で待ってから運ばれた丼を抱えた手にスープの温

田浦梅林を歩く

2025年03月01日 00:00
一気に春めいた一日、妻と田浦梅林に出掛けた。 バスを乗り継ぎ田浦郵便局で下車、暫し谷戸の川沿いの平地を歩いてから梅林のある山道を登る。ここはいつ来たのか記憶から消えていたが、先月近くの月見台を歩いた時に谷を越えた先の山に紅色の梅の花を見つけあれは田浦梅林だと分かり満開の季節には行って見ようと思っていた。 かなりキツイ石段を登り稜線に出てると一面白梅の花が咲いていてその下には水仙の可憐な花が咲いていた。そして遠くに東京湾が見え、谷戸の反対側の尾根にあの月見台が見える。目の前の梅の花も綺麗だが遠くに見える色とりどりの梅のの群生風景も一服の絵画のようで味わい深くシャッターを押した。四月頃の暖かい気候

伊豆山の温泉旅

2025年02月19日 00:00
いつもの友人T夫妻と彼が会員の伊豆山のリゾートホテルに温泉旅行をした。 日本中記録的な寒波に覆われ雪国は大雪の災害が多発しているが関東の太平洋沿岸部は寒いながら晴天続き、こんな時は温泉に入るのが一番嬉しい。 日本に限らず海外にもドイツバーデンバーデンなどの保養地やイタリヤサトゥルニアなどの景勝地に温泉があり医療から娯楽まで幅広いが、自然の風景に全身を晒し温泉を楽しむのは日本だけの風習あるいは文化らしい。 昔N社の冬季実験で青森に行き雪景色を見ながら疲れを癒した温泉体験は忘れないが、日本人は至る所にある温泉で多彩な温泉の楽しみ方をしている。 今回行った伊豆山の温泉は日本人の温泉好きを現代的に再構

天空の廃墟を歩く

2025年02月09日 00:00
横須賀市田浦にある山の上の市営住宅跡地を散策した。 先日、マスコミで廃墟になった山の上の市営住宅〈月見台団地〉をリノベして活用するプロジェクトが始まったと報じられ借手がたくさん出て話題になっている。 京浜急行は追浜あたりから横須賀中央駅にかけて谷戸や尾根を串刺しする様に走っている。そんな谷戸の急斜面に住宅が密集していて高齢化が進むに従い住む事が困難になりつつあり横須賀市は人口が減っている。そこをリノベして若者の創作現場にしようと考えているらしく少しばかり興味が湧き、暖かい日に妻を誘い散策がてら行ってみた。JR田浦駅入口までバスを乗継ぎ、そこから谷戸に進入する。直ぐに登り坂になりループを描きなが

冬の美術館

2025年01月28日 00:00
冬は家に閉じこもる事が多いが、暖かい日に久しぶりに東京のアーティゾン美術館へ出掛けた。 アーティゾン美術館は元はブリヂストン美術館と言っていたが、石橋財団が収集した優れた芸術作品を多く保有し建物をリニューアルした。ここは何度でも来たくなる美術館だが、今回の特集は毛利毬子の作品展および所蔵品から〈ひとを描く〉と〈マティスのアトリエ〉をテーマにした作品展示。 毛利毬子の作品は造形と音響技術を組み合わせたもので不思議な造形空間と造形の動きによる電磁的な揺らぎを音に変換して微かに響く。作者の意図は理解を超えるが不思議な体験であった。 所蔵品の展示はさすがブリヂストンと言いたくなる和洋の人物画の名品の

早春の山歩き

2025年01月20日 00:00
朝方に雨だと思ったら急に晴天になり暖かな陽気になったので、妻に誘われ散策に出掛けた。 今日はいつもの散歩コースではない家の隣にある山歩きをしようと、麓のコンビニでおにぎりを買って称名寺の裏山の散歩道に入った。この山は称名寺を囲むように三つの山が連なり、正面が稲荷山向かって左に最高峰の金沢山、右に横たわる日向山と低山ながら起伏に富んだ山歩きが楽しめる市民の森になっている。 昨年心筋梗塞を起こした身としては標高は80m弱ながら急坂を一気に登る金沢山に登るのは多少不安もあったが無事登り切り東京湾が望める頂上でおにぎりを食べた。 空は春霞で西側にあるはずの富士山は霞の中であったが、東側の東京湾はのんび

昨年のノーベル文学賞作家

2025年01月05日 00:00
昨年暮れにノーベル文学賞を受賞した韓国の女性小説家ハン・ガンの小説を読んだ。 かって毎年ノーベル文学賞の候補になっていた日本の作家は今年は話題にもならず賞を貰ったのは私も知らなかった韓国女性だった。その意外性に値する普遍的な価値を知りたくて一度読んでみたくなった。 そうは言え何にから読んだら良いかも分からずAmazonの書評を頼りに〈すべての白いものたち〉を購入し読み始めた。 散文のような詩のような文体は空白と余韻に満ちていて読み手を知らず知らず浄化しながら思索へと導く様だ。 白をキーワードに短文が次々に続く、著者の今見る世界と過去の記憶を行ったり来たりしながら我々も白の世界に誘われて行き自分

新年に想う

2025年01月03日 00:00
今年の新年は昨年1月1日の能登地震や3日の羽田の航空事故の様な悲惨な出来事もなく比較的穏やかな幕開けであった。 しかし世の中はウクライナへのロシヤの侵攻は終わることなく続いているしアラブの世界も悲惨な状況だ。また先進国もアメリカを中心に保護主義の考えが広がり穏やかではない。 アメリカは大統領がトランプが復活し再び波乱の様相を呈していて株価に象徴される経済の豊かさの裏側で鉄鋼など従来の基幹産業の労働者層の生活が苦しくなっていて民主主義とか自由主義の誇りさえ消え失せている様だ。 欧州もロシヤからの天然ガスの供給が無くなりエネルギーコストが上昇し経済が苦しい、また地球温暖化への危機感から極端なEVシ

追悼

2024年12月30日 00:00
今朝の朝日新聞に2024に亡くなられた著名人一覧が掲載されていた。 改めて一人一人を追って行くと、こんな方がと思う人も多く私の年齢に近かったり遥かに長生きした人など人生の時々に感動を頂いたり道標となった思い出の方の多いのに改めて驚いた。 ブログでも追悼した写真家篠山紀信さん、指揮者小澤征爾さん、彫刻家船越桂さんなどは私にとって特別な存在だったが、ラ・カンパネラの演奏に感動したピヤニストのフジコ・ヘミングさん、物事を再構成する事で新たな価値を生み出した編集者松岡正剛さん、印象派などの西洋美術に誘いでくれた美術評論家高階秀爾さん、沢山の笑いを頂いた俳優西田敏行さん、親しみやすい言葉で人の気持ちを表

フランスロマネスク建築の旅

2024年12月18日 00:00
バーチャルでフランスロマネスク建築の修道院・教会を探訪している。 N社の先輩のTさんは研究職の傍らフランスロマネスク建築にも造詣が深く、夏休みには時々一人でそれらの修道院や教会などを探訪する旅をしていた。早く亡くなられたので話を聞く事が叶わなかったが、私には憧れであった。 ル・トロネ修道院の静謐な空間は写真集で見て訪れたい思いがあったが叶わず、実際の建築物はパリのサンジェルマン・デュプレ教会しか見ていない。既に夢の夢になってしまった。 が、最近インターネットを活用して主だった建築物を見て歩き、資料をデータベースとしてきた。 60件余りのロマネスク建築を地図上にプロットすると圧倒的にフランスの南
アイテム: 71 - 80 / 691
<< 6 | 7 | 8 | 9 | 10 >>